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研究誌『私小説研究』 創刊号 【品切】

(2000.3.30刊、全72頁、定価800円、送料180円)

特集「戦後文学と私小説」

特集「戦後文学と私小説」に加え、著名な作家・批評家・研究家へのアンケート、エッセイ、時評、書評など様々な角度から私小説に迫る。

 


[創刊号 目次]

創刊の辞……法政大学大学院私小説研究会

特集 戦後文学と私小説

語り部の資格―私小説論ノート―……勝又 浩

戦後派と私小説―島尾敏雄「夢の中での日常」を視座として―……山中秀樹

小田切秀雄と私小説―小林多喜二『党生活者』を巡って―……齋藤秀昭

インタビュー・あの頃の私と私小説……本多秋五

戦後派の私小説観―平野 謙・埴谷雄高・大岡昇平―……風里谷 桂/田辺友祐/姜宇源庸

創刊記念アンケート

「私小説」という言葉をどう読むか……[回答者]井口時男/大久保房男/大杉重男/佐伯彰一/高橋英夫/田中 実/俵 万智/ドナルド・キーン/野口武彦/増田みず子/三浦哲郎/百川敬仁

エッセイ

「わたし」ないしは小説についてのある想い……立石 伯

私小説の楽しみ ―『海にゆらぐ糸』―……江種満子

私小説の身体感覚……中沢けい

私小説時評1999

「石に泳ぐ魚」裁判を考える……梅澤亜由美

私小説 ブックレビュー1999

佐伯一麦『川筋物語』……櫻井信栄

鈴村和成『小説の「私」を探して』……依田由紀子

坪内祐三編『禁酒宣言―上林暁・酒場小説集―』……藤田知浩

小山 清『小山清全集』……松下奈津美

車谷長吉『金輪際』……渡辺 誠

八木義徳『われは蝸牛に似て』……吉田 真


執筆者(掲載順)

勝又浩 [かつまた・ひろし] 文芸評論家。法政大学教授。著書に『都市の常民たち』(勉誠社)など。

山中秀樹 [やまなか・ひでき] 京華女子高等学校教諭。論文に「島尾敏雄における敗戦と復員」(『日本文学誌要』52号)など。本誌編集委員。

齋藤秀昭 [さいとう・ひであき] 法政大学大学院日本文学専攻博士課程在籍。本誌編集委員。

本多秋五 [ほんだ・しゅうご] 文芸批評家。著書に『本多秋五全集』(菁柿堂)など。

風里谷桂 [ふりたに・かつら] 法政大学大学院日本文学専攻博士課程修了。本誌編集委員。

田辺友祐 [たなべ・ゆうすけ] 法政大学大学院日本文学専攻修士課程在籍。埴谷雄高、村上春樹などを研究。

姜宇源庸 [かん・う・うぉん・よん] 法政大学大学院日本文学専攻修士課程在籍。太宰治、大岡昇平などを研究。

立石伯 [たていし・はく] 文芸評論家。法政大学教授。著書に『北京の光芒・中薗英助の世界』(オリジン出版センター)、『西行桜外伝』(深夜叢書社)など。

江種満子 [えぐさ・みつこ] 文教大学教授。著書に『有島武郎論』(桜楓社=おうふう)など。フェミニズム文学批評の方法にこだわっている。

中沢けい [なかざわ・けい] 作家。著書に『豆畑の昼』(講談社)など。

梅澤亜由美 [うめざわ・あゆみ] 法政大学大学院日本文学専攻博士課程在籍。川端文学研究会会員。本誌編集委員。

櫻井信栄 [さくらい・のぶひで] 法政大学大学院日本文学専攻修士課程修了。昭和館学芸部。『三田文学』一九九九年冬季号に「吃音小説」を発表。

依田由紀子 [よだ・ゆきこ] 法政大学大学院日本文学専攻修士課程在籍。大江健三郎を中心に研究。

藤田知浩 [ふじた・ともひろ] 文化探究誌『朱夏』編集委員。同誌13号にて「特集・探偵小説のアジア体験」を責任編集。本誌編集委員でもある。

松下奈津美 [まつした・なつみ]  法政大学大学院日本文学専攻修士課程在籍。南方徴用作家や馬華(マーファ)文学などを研究。本誌編集委員。

渡辺誠 [わたなべ・まこと] 開成高等学校教諭。論文に「『黴』と『道草』」(有精堂『日本文学研究資料新集16 徳田秋声と岩野泡鳴』所収)などがある。

吉田真 [よしだ・しん] 成蹊大学大学院文学研究科日本文学専攻博士後期課程在籍。


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